海賊は、プレイヤーは海賊となって商船を襲い、宝箱を獲得していくゲームです。

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タイトル 海賊 (Freibeuter)
デザイナー Reiner Stockhausen
メーカー Hans im Glück (1998)
プレイ人数 2〜4人
プレイ時間 〜60分

簡単なルール紹介

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  1. ボードを広げ、商船 / 海賊の基地 / 価値倍増タイルを全て裏向きにしてよく混ぜ、ボード上の点線の交点にランダムで1枚ずつ表向き配置します。カードは、海賊 / オランダ船に分けてそれぞれでシャッフルし、山札を作ります。各自には、初期手札として各自に海賊カードを4枚、オランダ船を1枚配り、プレイヤーカラーのボートを受け取ります。

  2. ゲームは手番を順番に行い進行します。手番では、以下の3種のアクションから1つを選び、実行します。
    1. 商船に接触
    2. ボートの配置
    3. さまよえるオランダ船を配置

  3. 「商船に接触」では、ボード上の商船タイルを1枚選び、自分のボートコマをそのタイルの上におきます。これにより、この商船が襲われた際、この商船の宝箱を得ることができます。他のプレイヤーがいる商船タイルを選ぶことはできません。

  4. 「ボードの配置」では、海賊カードを1枚プレイし、カードに書かれている座標のマスに自分のボートをおきます。マスにボートがいなければ必ずボートを置かなくてはいけませんが、既にボートが置かれている場合、置くか、もしくは銀行から2金を獲得するか選べます。その後1枚カードを補充しますが、海賊カードでもオランダ船カードでもどちらを選んでも構いません。

  5. 「さまよえるオランダ船を配置」では、オランダ船カードを1枚プレイし、カードに書かれている列のいずれかのマスにさまよえるオランダ船を配置します。しかし、このアクションを行うにはさまよえるオランダ船を配置することで、商船 / 海賊の基地 / 価値倍増タイルのいずれかが "包囲" 状態になる場合でなければならないことに注意してください。プレイ後はカードを1枚補充します。ルールは上記と同様です。

  6. 「包囲状態」とは、商船 / 海賊の基地 / 価値倍増タイルの4角のマスにボートが置かれた状態を指します。商船であれば略奪が起こり、商船にボートを載せていたプレイヤーが商船の宝箱を獲得しますが、その前に周囲のボートのプレイヤーたちに、略奪に協力してくれたということで謝礼を支払わなければなりません。商船タイルの下部に記載されている価値分のお金を支払いますが、支払えない場合は借金することになります。海賊基地が包囲されたら銀行からお金が、価値倍増は全員に適応されるゲーム終了時のボーナスになります。

  7. 借金をした場合、返済するには倍額を支払う必要があります。

  8. これらを繰り返し、いずれかのプレイヤーがボートコマのストックがない状態で手番を開始したか、海賊カードが補充できないか、海賊基地が全て精算されたらゲームが終了します。

  9. もっともお金(宝箱)を稼いだプレイヤーの勝利です。

リプレイ&所感

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テンポ
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会話
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4人でプレイ。

ボード上に配置された商船タイルから宝箱を略奪していくゲーム。ボード上へ自分の船を配置するには、座標の書かれたカードをプレイする。商船の周辺を海賊船で包囲すると商船を襲うことができ、包囲する前に誰かが接触していると、接触していたプレイヤーが商船の宝を獲得(略奪)できる。ただ、略奪に協力してくれた他のプレイヤーにはキチンと謝礼を払わないといけない海賊の掟もあったり。払えなかったら借金が必要で、返済には倍額必要。

基本的には自分の船で商船を囲めば、謝礼を払わなくて済んで高得点だけども、なかなかそううまく理想の座標カードは手元にこない。うまく絡めそうなところに船を配置して、謝礼を受け取り得点をのばすのが現実的かな。

商船への接触はカードを使わず任意の商船に対して行えるので、手当たり次第接触すればいいんじゃない?と思いがちだけども、商船の得点はあくまでゲーム終了時のみ。謝礼は即時で解決しなければならないので、手元に現金がなければ借金することに。借金を返済するには倍の金額を支払う必要があるので、 少なからず謝礼が払えずに借金とならないように、手をつける商船は見極める必要がある。

結構古い作品で、ゲームバランス的に大丈夫か心配だったけども、結構楽しめた。個人的には好きな部類のゲーム。