グランドオーストリアホテルは、プレイヤーはホテルオーナーとなり、有能なスタッフを雇っては自らのホテルを大きくしていくことを目指すゲームです。
タイトル | グランドオーストリアホテル (Grand Austria Hotel) |
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デザイナー |
Virginio Gigli Simone Luciani |
メーカー | Mayfair Games (2015) |
プレイ人数 | 2〜4人 |
プレイ時間 | 〜30分 |
ゲームの簡単なルール紹介
準備
テーブルにゲームボードを配置し、目標カード(条件達成で得点できるカード、先着順で高得点)、皇帝タイル(3/5/7ラウンドでちょっとしたイベント)、顧客カードを配置します。
各自は個人ボードと、スタッフカード6枚を手札として受け取ります。
手番順を決め、手番順タイルを受け取ったのちに手番の遅いプレイヤーから順番にゲームボード上にある顧客カードを1枚コストなしで受け取ります。その後、個人ボードの客室に客室タイルを3枚までルールに則り配置します。
ゲームの進行
ゲームは全7ラウンドを行います。ラウンドではスタートプレイヤーが「ダイスロール」を行い、 その後手番順タイルの通りに「手番」を順に行います。全員の手番が終わるとラウンドが終了します。
「ダイスロール」では、プレイヤー人数に応じたダイスを振り、アクションスペースに振り分けます。この後説明する手番時にこれらのダイスを選ぶことでアクションを行うことになります。
次に手番順タイルの通りに「手番」を行います。手番順タイルには2回分の手番順が記載されています。3人プレイ時の場合、A→B→C→C→B→Aのような並びになります。
「手番」は、以下の順でアクションを行います。
- ゲームボード上の顧客を1人、自分のカフェに呼び込む(任意)
- ダイスを1種選び、対応したアクションを行う(必須)
- 任意のタイミングでサブアクションを行う(任意)
ダイスアクションは全6種です。
- 料理の補充(茶/白)
- 料理の補充(赤/黒)
- 客室の用意
- お金/皇帝トラックを進める
- スタッフカードのプレイ
- 1金支払い、1〜5のいずれかのアクションを行う
そのスペースに置かれているダイスの個数によって、獲得できるリソースの個数や支払うコストがディスカウントされたりするので、ダイスの個数は重要です。また、手番をパスすることが可能です。パスをすると全員の手番が終わったあとに手番を行うようにずらすことができ、これをすることでダイスを振りなおすことができます。ただし、振り直しをする度にダイスは1個ずつ減っていきます。
手番中に行えるサブアクションですが、自分の前に置かれているスタッフカードを使用したり、注文が満たされた顧客をホテルの客室に案内(宿泊)したり、目標が達成していたら自分のマーカーを目標カードに乗せたりなどができます。
3、5、7ラウンドの後、皇帝トラックの精算があります。皇帝トラックに置かれている皇帝タイルに従い、皇帝トラックの自分のマーカーを規定数下げた後に止まった位置でペナルティや恩恵、勝利点を得ることができます。
これらを繰り返し、7ラウンド終了した時点で最終得点計算を行い、得点の高いプレイヤーの勝利です。
リプレイ&所感
3人でプレイ。
効率よくお客さんを回転するのに必須なのがスタッフ。スタッフはそれぞれ特殊効果を持っていて、プレイしておくと、決まったタイミングで使用することができる。使用できるタイミングはゲーム中に一回のみのものから毎ラウンドに1回、永続効果や終了時に適応されるものと様々。得られる効果も様々で、商品がもらえるものから、即時で部屋が用意できたり。
客室は、個人ボード上で色毎にエリアになっていて、各エリアで全ての客室に顧客を案内するとボーナスがもらえる。青は勝利点、赤はお金、黄は皇帝トラックでボーナスが得られるので、これらも視野にゲームを進めるとよりスムーズに楽しむことができそう。今回も黄の皇帝トラックのボーナスがあったからこそ、ペナルティを受けずにゲームを進められた。
今回、色も一致していて使いやすそうなスタッフが2枚手元にあったので、これらを軸にプレイ。スタッフのおかげで青テーブルのお客さんをサクサクと捌くことができた。が、他のテーブルの客に対しては何も効果が発動しないので、ちょっとテンポが悪かったかな。といっても健闘してタイブレークで勝てました。
こういう特殊効果系のゲームは好きなんだけど、周りのダウンタイムが気になっちゃうんですよね。今回3人プレイでそんなダウンタイムは気にならなかったけども、4人だと手番順的な問題もあって、厳しいかも。ベストは2人か3人なんじゃないかなぁ。
あと気になるのは、カードで効果がアイコン化はされているんだけど、わかりづらい。わかりづらいにも関わらず、ルールには一切アイコンの説明がない(スタッフカードの説明はあるけど、顧客カードの説明がない)。面白いんだけど、ちょっと残念な感じ。
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