ストックパイルは、各プレイヤーは毎ラウンド、各自だけが知っているインサイダー情報を元に、株の獲得や売却を行って利益を上げていくゲームです。
タイトル | ストックパイル (Stockpile) |
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デザイナー |
Brett Sobol Seth Van Orden |
メーカー | Nauvoo Games (2015) |
プレイ人数 | 2〜5人 |
プレイ時間 | 〜45分 |
ゲームの簡単なルール紹介
- 各自、個人ボードとプレイヤーコマとお金20kを受け取ります。
- ゲームはプレイヤー人数に応じたラウンド数を行い終了します。ラウンドでは「インサイダー情報の決定」「株券の購入」「アクションカードの使用」「株券の売却」「インサイダー情報の公開」の順で行います。
- 「インサイダー情報の決定」では、株券の種類と変動情報を秘密裏に各自に配ります。これはラウンド終了間際に株価に適応される個人だけが知る情報になります。
- 「株券の購入」では、まず各市場スペースに山札から引いた株券を1枚ずつ表向きに配置します。さらにスタートプレイヤーから2枚ずつ山札から株券を受け取り、1枚を表向きにもう1枚を裏向きに、任意の市場スペースに配置します。株券カードには株券の他に、追加コストが必要になってしまう妨害系のカードや、この後にすぐ使用するアクションカードなどが含まれます。カードが並び終わったら、スタートプレイヤーから順に、欲しい市場スペースに対して入札を行っていきます。既に他のプレイヤーが入札していれば、より高い金額に入札する必要があります。これらを全ての市場スペースに各プレイヤーが入札している状態になるまで繰り返し、各自入札した金額を支払い株券を獲得します。
- 「アクションカードの使用」では、前述で手に入れたアクションカードを全て使用しなければなりません。アクションカードは、任意の株価を上げたり下げたりするカードです。仮に株価の上限を突破した場合、その会社の株券を持っているプレイヤーは、その株券を個人ボードのsplitスペースにおきます。これは株式分割といい、株券が倍になったことを指します。株価は指定の価格まで下がります。逆に株価が最低値を割ってしまった場合は、株券は紙くずとなり、破棄しなければなりません。
- 「株券の売却」では、現状の株価で手持ちの株券を売却することができます。現在の株価で売ることができ、売ったらその金額を銀行から受け取ります。
- 「インサイダー情報の公開」では、スタートプレイヤーから順にインサイダー情報を公開し、株価を変動させます。
- これらのラウンドを規定数行うとゲームが終了します。一番お金を稼いだプレイヤーの勝利です。
リプレイ&所感
今回は5人でプレイ。
- 運
- ★ ★ ★
- テンポ
- ★ ★ ★
- 会話
- ★ ★ ★
株券の購入(獲得)は、競りで。プレイ人数分のスペースがあり、それぞれにまず1枚ずつ株券が山札から公開される。さらにそのあと、各プレイヤーが山札から株券を2枚引き、任意のスペースに株券を配置する。このとき1枚は表で、1枚は裏で置くのがルール。全員置き終わったら、順番に各自欲しいスペースへ入札していく。
株券の売却は、もちろん相場で売却しお金を得る。気になるのは相場の変動の仕方。
変動は2種類あり、1つはアクションカードによるもの。もう1つはインサイダー情報によるもの。
アクションカードは、任意の会社の株価を上げ下げできるカードで、株券と同じカード山に含まれている。獲得はもちろん、競りで。任意の株価を操作できるという点を考慮して値段をつける必要がある。
インサイダーは、毎ラウンド各自がクローズで持っている情報で、会社と変動値のセットの情報を各自が持っている。これにより、損しそうならば売り抜き、得しそうならば全力でその会社の株券を買いに行くことになる。 他のプレイヤーがどの株券を売ったかという情報も重要なので、周りの動向を探りながら、何をいつ得るか見極めたい。
プレイ感覚はライト。個人的にはスペキュレーションよりも軽い印象を持った。インサイダー情報がいい感じ。どんな情報を知っているから、なんの株を買ったのか、もしくは売ったのかを考えながら、自分はどうするかというのが面白い。
株価操作できるアクションカードインサイダー情報は規定事項なので、価値の上がり下がりでギスギスすることはなかったかな。ライトに株ゲームを楽しめるよいゲームです。 オススメ。
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