王と枢機卿は、ヨーロッパを舞台にプレイヤーは修道会の会派となって、各地に修道院を建て、枢機卿を送り込むことで勢力を拡大していくゲームです。

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タイトル 王と枢機卿 (Kardinal und König)
デザイナー Michael Schacht
メーカー Goldsieber Spiele (2000)
プレイ人数 3〜5人
プレイ時間 〜60分

ゲームの簡単なルール紹介

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  1. 各プレイヤーは、自分のプレイヤーカラーを決め、修道院コマと枢機卿コマを受け取ります。
  2. ボード近くにシャッフルしたカードを山札にしておき、その側に3枚のカードを山札から引き表にしておきます。
  3. ゲームは前後半で行い、手番を順番に行うことで進行していきます。手番では、手札をプレイして対応した地域に自分のコマを置きます。
  4. 手札のプレイで置くことができるコマは、同じ地域に2個までです(その地域で最初の配置であれば1個まで)。コマを置くならば手札からカードをプレイしなければならない為、同色カードを2枚プレイする必要があります。ただし、任意の同色カード2枚でジョーカーとして使うこともできます。
  5. コマは修道院でも枢機卿でも構いませんが、枢機卿を置くにはルールがあります。地域内で同色の修道院のコマ数が一番多い個数が、その地域における枢機卿の個数上限となります。対象がどのプレイヤーのコマであっても問題ありません。
  6. これらを繰り返し、山札から場にカードが補充できなくなったら前半が終了し中間決算(修道院コマのエリアマジョリティでの得点)を行います。
  7. 後半戦は、コマはそのままで捨て札をシャッフルし、新たな山札を作ってからスタートします。後半戦終了は前半戦と同様、山札からカードが補充できなくなったときです。
  8. 後半戦が終わったら最終得点計算を行います。中間決算の得点処理に加え、枢機卿による同盟得点、修道院コマの数珠繋ぎ得点を加え、得点の高いプレイヤーの勝利です。

リプレイ&所感

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★ ★
テンポ
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会話
★ ★

3人でプレイ。

いつもは前半は修道院によるマジョリティ得点の為に修道院コマをメインに置く展開になりがちだけども、今回は違って前半戦から積極的に枢機卿が置かれる展開。ムキになって自分も枢機卿を置くも、修道院コマの配置が疎かに。よく見ると自分しか修道院を置いてないエリアばかり。中間決算のことをすっかり忘れてて、修道院の多いエリアに絡めず、得点が伸びなかった…。

続いて後半戦。後半戦では残っている都市の奪い合いはもちろん、枢機卿による同盟得点狙いでの枢機卿配置が過熱。枢機卿による同盟得点は、両エリアにて最多数になれたならば成立し両エリアにおいてある枢機卿コマの総数が得点となる仕様。また、同立でも最多扱いになるので、なるべくwin-winな関係を築きたいもの。とはいえ、みんなwin-winだと得点差がつかないので、どこかで出しぬかないとね。

今回は前半からすでに枢機卿を置く展開だった為、後半戦ではすでにいくつか枢機卿が置かれている状況。自分が枢機卿置いているところは殆どが最多を取れたので同盟得点は得られたけども、そもそも誰も来てくれなくて、同盟結べてたとしても得点そのものが低く、得点が伸び悩んだ。今回は総合計でビリ。残念!

3人で程よく短いくらいのプレイ時間だけども、ボドゲをやった感があります。初回プレイだと何をどうすればよいかわからないかもしれなけど、気軽に再戦をお願いできるくらい、プレイ感は軽く、満足度の高いゲームです。日本語版も発売され、手に入りやすく、非常にオススメ!まだ拡張ルールは未プレイなので遊んでみたいですね。