マルコポーロの足あとは、プレイヤーはマルコポーロの仲間となって、それぞれの都市を訪れ、その都市の特権を行使したり、契約を達成したりし、得点を獲得していくゲームです。

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タイトル マルコポーロの足あと (Auf den Spuren von Marco Polo)
デザイナー Simone Luciani
Daniele Tascini
メーカー Hans im Glück (2015)
プレイ人数 2〜4人
プレイ時間 〜120分

ゲームの簡単なルール紹介

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  1. 各自、プレイヤーカラーの個人ボード、コマ2個、交易所9個、ダイス5個、キャラクタータイル1枚、ラクダを2つ、目的カード2枚、手番順に対応した初期金を受け取ります。
  2. ゲームは全5ラウンドで終了し、ラウンドでは「ラウンド開始処理」「各プレイヤーの手番」「ラウンド終了処理」の順で進みます。
  3. 「ラウンド開始処理」では、以下の4つを順に処理します。
    スタートプレイヤーの決定:前ラウンドで最後に移動したプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
    ボーナスの受領:「!」マークのボーナスを受け取ります。
    ダイスの回収:ボード上の自分のダイスを回収、黒ダイスを元に戻します。
    ダイスロール:手持ちのダイスを全て振り規定の場所に置いておきます。合計値が15未満だった場合、15との差額分、お金かラクダがもらえます。
  4. 「各プレイヤーの手番」では、メインアクションを実行しなければなりません。メインアクションの他にサブアクションがあり、これはメインの前後どちらでも何度でも行うことができます。
  5. メインアクションには5種類(「5コインを取る」「マーケットにてリソースを得る」「皇帝の恩寵」「契約タイルの獲得」「移動」)があり、ボード上の対応したマスにダイスを置くことで実行できます。すでに埋まっているアクションマスにダイスを置く場合、置いたダイスの一番小さい目と同じコインを銀行に支払う必要があります。また、プレイヤーカラーのダイスは、1つのアクションに1度しか置けません。このメインアクションはダイスが残っているのであれば必ず行わなければなりません。
  6. サブアクションにも5種類(「契約の達成」「3コインを得る」「ダイスを1つ振りなおす」「ダイス1つの目を1調整する」「黒ダイスを1つ得る」)あり、一部リソースやダイスを支払うことでできます。これはメインの前後でできるならば何回でも行うことができます。
  7. 上記の手番を繰り返し、全プレイヤーがダイスを置き終わったらラウンドが終了し、「ラウンド終了処理」へ移行します。「ラウンド終了処理」では、ボード上に並べられていた契約タイルのリセットを行います。
  8. 上記ラウンドを5回終えたらゲームが終了し、最終得点計算を行います。最終得点計算では、目的カード(記載の都市に交易所を置いたかどうか)、所持金(10金1点)、BEIJINGの交易所、リソースコマ(BEIJINGに交易所を置いておくと得点できる)、一番多く契約タイルの達成(7点)で得点が得られます。
  9. 上記計算で一番得点の高いプレイヤーの勝利です。

リプレイ&所感

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テンポ
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会話
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3人でプレイ。

2番手だったので、キャラクタータイルは「ボーナス時に白ダイス1つと契約タイルが1枚もらえる」というやつ。毎ラウンド契約タイルはランダムとは言え1枚自動的に獲得できるので、もう1つのアドバンテージである白ダイスもあることから、頑張って目的カードの達成を目指してみる。

途中、ラクダの追加コストが多くある&ラクダは何かと手番の時に使えるので、ボーナスとしてラクダが手に入る小都市にまずは移動、交易所を建てる。そこから目的カードの都市へ移動しては交易所を建てるを繰り返す。基本的に1ラウンドに1回しか移動できないので、その合間リソース獲得と契約タイルの達成に勤しむ。たまに契約タイルで1マス移動できるものがあり、ラウンド中にもう1回移動できる&お金を払うことなく移動できるということもあり、移動付きタイルは人気があった。

3人でプレイして正確に時間は測っていなかったけど、だいたい1時間ちょっとでゲーム終了。ダイスゲーなので、大きい目が出れば有利かな?と思ったけども、そんなことはなかったですね。というのも、このゲームのアクションはどこも1人目だったらば追加コストなしで実行できますが、2人以降(ダイスを重ねるとき)は置いたダイスの目の分、お金を払わなければいけないので、全部が大きな目だとお金がすぐになくなってしまうのです。バランス良くが大事。

今回は初回ゲームということで、各プレイヤーのキャラの能力は「ダイスの目を決めて置くことできる」「白ダイス/契約タイルがボーナスで手に入る」「ダイス重ね置きのときの追加コストが免除」という具合。最初能力説明してるとき「ダイス目が決められるとか壊れてない?w」と一同思いましたけど、しっかりとバランス取れていました。すばらしい。途中まで僅差で、目的カードの達成具合で勝敗が決まりました。

今回都市カードのアクションを活かせてなかったので、次回そこんとこもじっくり吟味して遊びたいですね。あとキャラクターカード、全部で10枚付属されていて、上級ルールでは選ぶことができるのでこれをプレイするのも楽しみ。これは面白い!!