オロンゴは、イースター島で資源を集めて、モアイ像を建てていくゲームです。

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  • タイトル  オロンゴ (Orongo)
  • 作者    Reiner Knizia
  • メーカー  Ravensburger (2014)
  • プレイ人数 2〜4人
  • プレイ時間 〜45分

ゲームの簡単なルール紹介

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  1. 各自、プレイヤーカラーを選び、透明なチップ、衝立、プレイ人数に応じて貝殻とモアイ像を受け取ります。適当な方法でアミュレットを持つ人を決めます。
  2. ゲームは「タイルをめくり、ボードに配置する」「手番順を競りで決める」「手番を行う」の順にラウンドが行われ、モアイ像を建てきるか、もしくはタイルが全てめくられたときゲームが終了します。
  3. 「タイルをめくり、ボードに配置する」とは、60枚あるタイルをプレイヤー人数に応じた枚数をめくり、対応するボード上に置きます。これはアクティブな資材となり、のちの手番で自分の陣地にすることができます。
  4. 「手番順を競りで決める」では、各自手元の貝殻を握り、全員一斉に公開します。多く握ってたプレイヤーから順に手番を行います。なお、一番多く貝殻を握ってたプレイヤーは貝殻を場に支払わなければなりません。同数だった場合、アミュレットを持っているプレイヤーの左隣のプレイヤーが上位となります(アミュレットをもってるプレイヤーは同数だと最下位)。また、何も握らなかった場合、場の貝殻を得ることができます。複数人いた場合は頭割になります。
  5. 「手番を行う」では、前述の競りで貝殻が多かったプレイヤーから順に自分のカラーのチップをボード上に配置します。配置できる場所は ”アクティブなタイルの上" か、 "自分のチップの隣の何も絵柄のないマス" のどちらかです。海岸沿いにチップを置くとき、そのチップに繋がっている中で指定の資材タイルを含んでいる場合、それらを使用してモアイを建てることができます。建てた場合、使用した資材タイルの上に貝殻を置きます。
  6. これらを繰り返し、モアイを建て切ったプレイヤーが勝利となります。もしくは、タイルが全て引ききられた際に一番モアイを建てているプレイヤーの勝利となります。

リプレイ

orongo_03 3人でプレイ。

モアイを置くためのリソースは衝立の裏に記載されてるという親切設計。基本的に必要なリソースは2つ。採石場だけ唯一、1つだけでモアイが建てられる。ただ、採石場の配置は内陸に偏ってるので、海岸沿いまでチップをつなげて行かないとモアイを建てることができない。

手番順で置くことができるチップの枚数は3人の場合、1番ではチップ3枚、2番は2枚、3番は1枚といった具合。1番の3枚置き&先手番でおけるのは魅力的だけども、貝殻を失う。貝殻を失わず2枚おける2番手が良さげかなーと思う人もいるかもしれないけど、やはり先手番を取ることが大きなアドバンテージとなるので、あとあと貝殻回収が必要になるとしても、1番手は取っておきたいところ。

ボード上のマスには1人しかチップがおけないので早い者勝ち。取ろうとしていた場所に誰かが置いてしまったら、もう覆すことができない。繋げようとしていたところ、間に他のプレイヤーがチップを置いてしまったら目も当てられない。そんな危険な状況の場合、何が何でも1番手は取らなければならず、そんなときの競りは価格が高騰する。そこを狙って何も握らずにいると、貝殻をごっそり獲得できたり。

ゲームは競り+陣取りで、プレイ時間もそこまで長くなく内容も面白い。がしかし、残念なところが3点。1つはタイルがボード上にあると見分けがつかない点。2つ目は、貝殻が形にこだわりすぎなのか、ボード上に配置するとき転がってしまう点。3つ目は、衝立が小さくて中が丸見え。この3点がもうちょっとなんとかなればプレイしやすかったかなーと思います。でも面白い。