ラングフィンガーは、プレイヤーは泥棒となり、街で道具を揃え、住宅地や美術館でお宝を盗み、港で盗んだお宝を換金して勝利点を稼ぐというテーマの、手軽なワーカープレイスメントです。

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  • タイトル  ラングフィンガー (Langfinger)
  • 作者    Christian Fiore、Knut Happel
  • メーカー  Pegasus Spiele (2009)
  • プレイ人数 2〜5人
  • プレイ時間 〜30分

ゲームの簡単なルール紹介

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  1. 各プレイヤーは適当な方法で泥棒カードを1枚受け取り、そのカードと同じ色のコマを1つ、キューブを3つ、道具カードを4枚受け取ります。コマをボードの得点トラックのスタートマスに置き、適当な方法で手番順を決めます。
  2. ゲームは「アクションの宣言」「アクションの実行」「ラウンド終了の処理」の順番で進めます。
  3. 「アクションの宣言」は、ボード上のアクションマスに自分のキューブを1つづつ置き、アクションの宣言をします。キューブを置く場所は、都市、住宅地、廃墟、美術館、港の5箇所あり、さらに各箇所に順番が書いてあります。アクションの実行はその順番の早い人からという実行という具合になります。
  4. アクション5種に関して、「都市アクション」は盗みを行う際に使用する道具の補充、「住宅地、美術館アクション」は道具を使用して宝を盗み、「廃墟アクション」は道具の交換、「港アクション」は宝を換金して勝利点が得られます。
  5. 「アクションの実行」は、前述のアクションを順番に行います。1箇所のアクションを1〜5まで行い、次のアクションへという具合に処理していきます。
  6. 「ラウンド終了の処理」は、使用したカードを補充してスタートプレイヤーを隣に回します。
  7. これらを繰り返し、最初に勝利点20点を超えたプレイヤーが現れたラウンドの最後まで行い、一番勝利点の高いプレイヤーの勝利となります。

リプレイ

langfinger02 5人でプレイ。

それぞれの泥棒カードには得意な道具が書かれていて、その道具は常に保持している扱いとなるので道具カードが節約できる。なので、なるべく得意な道具を使う宝を狙うわけです。とはいえ、道具カードは潤沢に持って狙える宝の選択肢は増やしたいので、最初のアクションはやっぱ都市。みんな考えることは一緒で、都市は大人気であっというまに枠が埋まってしまう。

序盤で次に人気なのは廃墟。道具カードの交換なんだけど、1枚捨てて2枚補充や、2枚捨てて3枚補充なんてことができるので、実は1枚カードを増やすことができたりもする。手札に得意な道具ばかりな時はお世話になりたいアクション。

その次は必然と住宅地と美術館。どちらもお宝を盗むところで並ぶカードも同じ山札から補充されるのだけど、アクションの実行順番が違う。住宅地は(2)で美術館(4)。間にはカードが交換できる廃墟があるけど、実行順番が違うからといって、これといって有利不利はない印象。強いて言うならどちらでも盗みを行うときに、どの宝を狙うかというのを考えるくらいかな?

最後は港。ここで盗んだ宝を換金しないと、そもそもゲームに勝つことができない。換金するには換金リストに則って盗品を売らなければならないのだけど、基本的に1アクション1種類しか得ることができない。しかもリストは早い者勝ち。例外として1種類2個まで売れるものがあったり、ボーナスがついてたりするものがあるので、どれがおいしいか、また人にどれを取らせたくないかを考えて取る必要がある。

となんか難しそうなこといろいろいってますが、このゲームはプレイ感がぜんぜん重くない。むしろワープレなのに軽い。ゲーム初級者な方が「ワープレは重そうだからやめときます。」的に食わず嫌いをしていたら、ぜひこれをプレイしてもらってワープレの面白さを味わってもらいたい。初級者向けのワープレとしてオススメです。

Langfinger
Christian Fiore
Pegasus Spiele Gmbh
2009-10