郵便馬車は、カードをプレイしてセットを作ることでボード上に自分の郵便網を作り、自分の郵便会社を繁栄させていくゲームです。

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  • タイトル  郵便馬車 (Thurn and Taxis)
  • 作者    Andreas Seyfarth、Karen Seyfarth
  • メーカー  Hans im Glück  (2006)
  • プレイ人数 2〜4人
  • プレイ時間 〜60分
※2006年 ドイツ年間ゲーム大賞

ゲームの簡単なルール紹介

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  1. プレイヤーカラーを選び、その色の郵便局コマを20個受け取ります。都市カードはよくシャッフルし、ボード上のカード置き場に6枚表向きに配置し、残りを山札として近くに置いておきます。
  2. 手番では「場からカードを引く(強制)」「カードをプレイする(強制)」「出来上がった郵便網を確定する(任意)」の順番でアクションを行い、終わったら次のプレイヤーに手番が回ります。
  3. 「場からカードを引く」は、場にある6枚のカードから1枚カードを引き、手札とします。
  4. 「カードをプレイする」は、手札から都市カードを1枚選び、自分の前に置きます。このとき、既にプレイしているカードがある場合、その都市とボード上で隣接関係である都市カードしかプレイ出来ません。プレイできない場合、今現在場にあるカードを破棄し、新たに郵便網を作り始めなければなりません。
  5. 「出来上がった郵便網を確定する」は、最低3枚以上の郵便網をが出来ていれば行うことができます。確定するとボード上の都市に自分の郵便局コマを置くことができます。置き方は2種類あり「出来た郵便網のそれぞれの地域に1つづつ配置」か、「出来た郵便網の地域を1つ選び、その地域のプレイしたカードの都市に全てに郵便局コマを置く」が出来ます。完成した郵便網の長さでボーナスカードが得られます。
  6. 通常アクション3種以外にも、プレイヤーは毎手番スペシャルなアクション4種のうち1つ選んで実行できます。4種とは「カードを2枚引くことができる」「手札を2枚プレイできる」「ボード上のカードをリセットできる」「郵便網を確定した際、2枚上のボーナスカードを得る」です。
  7. ボード上に郵便局コマを置くことで地域内全ての都市にコマが置けたらボーナスタイル(勝利点)が得られます。
  8. いずれかのプレイヤーが、コマを置き切るか、郵便網7個のボーナスカードを得たらゲームが終了し、勝利点の高いプレイヤーの勝利となります。

リプレイ

yubin03 4人でプレイ。

都市に置けるコマ数に制限はないので、特に早い者勝ちということがない。となると、ほとんど人との干渉がなく、ソロプレイ感が強い印象。

ボーナスは「指定の地域の都市全てに郵便局を配置」と「郵便網の長さ」でそれぞれ受け取れる。後者に関して、3枚〜7枚での完成で受け取れるけど、少ない枚数から順番にしか受け取れない。まずは3枚以上を完成させて3枚のボーナス、次は4枚以上を完成させて〜…という具合。なので、スペシャルアクションでの2枚上のボーナスカードを得るというのは序盤使うことができない。

手番で気をつけたいのは手札のマネジメント。プレイ済のカードに対して隣接している都市でなければ郵便網を1から作り直さなければならないので、ある程度幅をもたせて手札を揃えておきたいところだけども、手札上限は手番終了時に3枚までというルールがあるので手を広げすぎには気をつけたいところ。

プレイ感は軽すぎず、重すぎず。ただ終始淡々と進んで行く感じ。盛り上がるポイントは、ボード上のカードがリセットされた時くらいだったかな?面白いと思うけど、大賞をとるほどのものかな?と疑問。拡張がいくつか出ているようなので、それらも試してみたいです。