ミュータントミープルスは、全8種のミープル(コマ)のうち3種を使い、ランダムに出現する犯行現場とされた座標のマスまで最短何回の移動でミープルを誘導できるか?を競い合うパズルゲームです。ハイパーロボットを知っていればルールの説明がいらないほど、基本ルールが似ています。
- タイトル ミュータントミープルス (Mutant Meeples)
- 作者 Ted Alspach
- メーカー Pegasus Spiele (2012)
- プレイ人数 2〜7人
- プレイ時間 〜45分
簡単なゲームの流れ
- 各ミープルを画像の通り、所期配置します。
- ゲームボードの縦横に英字で書かれた座標があり、プレイヤーはランダムで座標マーカーを引き、”犯行現場” を決めます。
- 犯行現場が決定した瞬間からゲームがスタート。各プレイヤーは、最短何回の移動でミープルを犯行現場へ誘導できるか?を考えます。
- 答えが閃いたら、自分のゲームボード上にマーカーを置き ”どのミープルを何回動かすか” を示し、ゲームボード脇においてある、手数に対応するタイルを取ります。(例:青3回→赤3回→黄色2回で到達する場合は、「8」のタイルを取る。)
- 最初に手数のタイルを取得した人から、30秒のカウントが始まります。その間、手数更新が可能です。(例の場合、8の宣言があったので、それよりも短い手数の答えがわかれば、更新が可能です。)
- タイムアップ後、答えあわせを行います。答えが合っていれば、犯行現場に到達したミープルは ”スーパーチーム入り!” ということで、到達したミープルのマーカーを裏返しにし、次からゲームで使用できません。もし答えが間違っていた場合、すでにスーパーチーム入りしているミープルを1人、ゲームに戻します。
- これらを繰り返し、先に6人のミープルをスーパーチーム入りした人が勝利です。
リプレイ
4人でプレイ。どうしてもルールが似てるハイパーロボットの感覚でやってしまうのだけど、ハイパーロボットと違い犯行現場となるマスが決まっていない(壁際じゃないマスが多い)ので、そこにピッタリ止まることがとても難しい。さらに、ミープルを動かす順番や、ミープルの個々の能力の確認をしながらということもあり、慣れるまでちょっと大変な印象。 ちなみに、各ミープルの能力は以下のとおり。
- 緑(フォレスト・ジャンプ):2マスジャンプできる。(障害物を乗り越えることも可能)
- 灰(オジー・モージス):建物を1度だけすり抜けられる。(ミープルはNG)
- 青(ブルー・ビーマー):ゲームボード上の青いマークがあるマスにワープできる。
- 茶(ショート・ストップ):障害物にぶつかり止る際、1度だけ1マス手前で止まることができる。
- 赤(サイド・ステップ):縦横いずれかの1マス移動できる。
- 白(スキュート):斜めに1マス移動できる。
- 黄(MCエッジ):都市の境界(ゲームボードの端)に突き当たったら、逆側にワープする。
- 黒(カーボン):スーパーチーム入りしていないミープルの能力を1度使用できる。
「えっと、赤は1マスだけ動けるから・・・。」
「黄色は反対側に行けるから、あそこに行ってあーして・・・。」
なんてことをブツブツ言いながら、それぞれ答えを探していく。
はじめのうちは手数を宣言しても「あー、しまった!これだと止まれない!!」ということがチラホラ。
このゲーム ”犯行現場に到達したミープルは今後使用できない” というところがミソ。
”能力が使用できない” ではない。ミープル自体が使用できない。つまり、動かせないのである。
1度スーパーチーム入りしてしまったら、もうそのミープルは完全に壁になってしまう。
これが結構厄介なルールで、序盤に使いやすいミープルをチーム入りさせてしまうと、終盤がかなりきつい。
ちなみに今回プレイした際、私自身の最後に残ってたミープルは ”青、黄、黒” 。 この子達、ホント使えない子! あと1人チーム入りすれば勝てるというのに、限られた3人でゴールを目指すのがとても難しい。 最後にどのミープルで勝負するか考えておかないと、こういうドツボに嵌ってしまうこと間違いなし。
答えが見つかったときの閃き、答えが合ってたときの爽快感、他プレイヤーの答えを見てのなるほど感。 いずれもとても気持ちよく、楽しいゲームでした。
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